2006年07月08日

川崎市市民ミュージアム

 私は近代史が好きなほうなので、その分野の展示を行っている博物館にもたびたび行きます。
 …と初っ端から言いながら、ここ数年間はあまり行っていませんでした。(ぉぃ)…関心が薄れていたのでしょうね…
 でも最近になって再び近代史に関心が湧いてきたので、またどこかの博物館に行ってみようかな…と思い立ちました。
 そんな時、ちょうど良いタイミングで川崎市民ミュージアムの情報を入手したので、早速今日行ってみました。

 この博物館は、郷土博物館と美術館とを併せ持ったような性格で、古代史・近代史・文学・美術と、少なくとも4つの切り口から展示を楽しむことができます。
 昔のポスター・写真に関する企画展示も比較的多く、近代史好きの私にとっては、よりいっそう楽しめる博物館に思えました。
 私が今日見てきた展示のうち、特に印象深かったのは、以下の2つでした。

(1) 名取洋之助と日本工房 −報道写真とグラフィック・デザインの青春時代−
(2) つたえる美術2

 (1)は、1931〜45年頃に我が国で制作された報道写真・グラフィックデザインについて紹介しているものです。
 主に「日本工房」(戦前〜戦中にかけて活動した組織)と、そこから出版されていた「NIPPON」(日本を諸外国に宣伝する写真雑誌)に軸足を置いて紹介しています。
 モノクロ写真ばかりであることや、日本語記事が旧方式(「旧仮名遣い」「繁字体の漢字」「横書きを右→左へ書く」等)で表記されていることなど、時代を感じさせる要素は多々あります。
 (ちなみに写真入りの表紙などでは、モノクロ写真の地味さを補うために、写真の一部を着色したり、色つきの絵を絡めたりしている事例が多数見受けられます)
 一方、写真以外のグラフィックデザインについては、「あまり時代を感じさせず、現代でも通用する要素が少なからずあるかもしれない…」と、私は感じました。(具体的なことは実物(もしくはそのコピー)を見てみないと分かりにくいかもしれませんが…(汗))

 (2)は、19〜20世紀に世界各国で作られたポスターについて、主に子供を題材にした作品に軸足を置いて紹介しています。(日本の漫画についても併せて紹介)
 英語やフランス語は、ここ100年前後で表記法があまり変化していないためか、それらの言葉を使う国々のポスターは、昔の作品といえどもさほど時代を感じさせませんでした。
 一方、日本語は言い回し・表記法・活字の字体等が大きく変化しているためか、日本の昔のポスターはどうしても時代を感じてしまいました。
 (もっとも自国の作品については、言葉のみならず、絵や写真の雰囲気からも、生活習慣等の変遷ぶりを敏感に感じ取ってしまうものなのでしょうがね…)
 ただ、日本の漫画の人物画については、今も昔も画風が意外と似ているな…という印象を受けました。
 タイトルやセリフを消して、絵の部分だけを見せられたら、いつ頃描かれたのかなかなか分からない…という作品も少なからずあるのでは…という気がしました。
posted by たーしー at 21:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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