2005年07月23日

郵政民営化法案の審議

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/postal_services/(Yahoo!ニュースの郵政民営化トピックス)

 衆議院で僅差にて可決され、現在参議院で審議中の郵政民営化法案ですが、自民党からの反対票の票読みが盛んに行われているようですね。
 例によって、この件に関する私の意見ですが…

☆郵政民営化そのものについて
 郵政民営化そのものについて、私は賛成とも反対とも言い切れません。
 ただ、郵政公社が発足してまだ2年ほどしか経っておらず、郵政公社としての経営改革の成果がはっきりとは見えていないので、今すぐ急いで民営化する必要はあるのかな?…という印象は受けています。
 あと数年して、郵政公社では十分な経営改革ができなさそうだ…という様子がうかがえたら、その時に民営化の議論を行っても良いのでは…と、私は感じています。
 (郵政公社設立時にも一応は、「将来は民営化を行わない」という建前を打ち出していることですし、それをひっくり返すには、郵政公社による改革が失敗であったことを示すための根拠を示す必要があるでしょう。
 今のところ、小泉首相サイドの説明では、その点についてが今ひとつ分かりにくいという印象が否めません。)

☆政治的な側面について
 自民党ではこれまで、小泉人気にあやかって国民の支持を取り付けてきた(選挙を有利に戦ってきた)という経緯がありました。
 そして、郵政民営化などを公約に掲げる小泉氏を総裁選で当選させてきたという経緯もありました。
 それらのことを考えると、自民党の公認を受けて選挙に当選した議員が、郵政民営化法案に反対票を投じるのは筋が通らないのでは?…と思います。

 その一方で、小泉首相や竹中担当相に対しても、関係者に対する説明が不足しているな…との印象が否めません。
 (国会審議などを見ていても、相手の質問に正面から答えていないな…と感じさせられるシーンをたびたび見受けるので…)
 郵政民営化に反対する人々の中には、揚げ足取りとも思われる質問を行う人もおり、そのような質問にまでは確かに、いちいち丁寧に答えていられないでしょう。
 ただ、郵政民営化を論じる上で重要なポイントとなる事項については、たとえ内閣サイドにとって都合の悪い質問であっても、はぐらかさずに正面から答えることが必要ではないかと思います。

 揚げ足取りの質問に対しては毅然と応じる(場合によってははぐらかしてもOK)一方で、重要なポイントに関する質問については正面から丁寧に答えることが、結局は反対勢力を減らすことになるのでは…と思います。

 ところで小泉首相は、「法案が参議院で否決された場合には内閣不信任とみなし、衆議院を解散する」と表明しています。(これを対応方法(1)とします)
 小泉首相が郵政民営化を公約に掲げて自民党総裁に当選したという経緯を考えれば、対応方法(1)も間違いではないでしょう。
 その一方で、参議院での議決結果に対する責任を衆議院に求めることには、矛盾がないとは言えません。
 参議院で法案が否決された場合の対応には、他に以下の方法があるでしょう。

(2) 衆議院を解散せず、小泉内閣が総辞職する(自民党総裁も辞任)
 →反対派にとってはいちばん望ましい方法でしょうが、小泉首相は恐らくやらなさそうですね…
(3) 衆議院で再議決する。2/3以上の賛成が得て法案は可決・成立する。
 →衆議院の最初の議決でもギリギリの可決だったので、可能性としては低いでしょうね…
(4) 衆議院で再議決する。2/3以上の賛成が得られずに否決となる。
 →いちおう、"衆議院での否決"という事実が発生するので、衆議院を解散する場合には、(1)よりも大義名分が立つでしょう。

 私個人としては、(3)(4)のように、衆議院に送り返すのが一番良いと考えます。本当に賛成なのか反対なのかも見えてきますし…
 あと、今回の一連の審議を見ていて、「本当に国家国民のことを考えて郵政民営化に賛成または反対した勢力」ばかりでなく、「他の重要問題よりも"民営化"というパフォーマンスを優先した勢力」や「古い体制での既得権益護持を優先した勢力」の存在もある程度あぶり出せてきたような気がしますね。(今後、選挙で投票する際の参考にもなりそう…)
posted by たーしー at 15:47| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治・経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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