2005年09月26日

JR福知山線事故慰霊祭

 JR福知山線脱線事故の犠牲者を追悼する慰霊祭が、事故からちょうど5ヶ月を迎えた昨日(9/25)に行われました。(JR西日本と、犠牲者が住んでいた地域の自治体での合同主催)
 慰霊祭には90組の遺族をはじめ、負傷者や犠牲者の友人など、合わせて2400人ほどが参列したとのことです。(逆に考えれば、17組の遺族は参列しなかったことになります)

 慰霊祭に参列しなかった遺族の殆どは、「JR西日本の今までの対応には到底納得できないので、現段階ではJR西日本主催の慰霊祭には参加したくない」という気持ちだったのでしょう。
 (参列した遺族も恐らく、納得ずくで参加したわけではなく、大多数は「納得はいかないが参列した」というのが実情では、と思われます。)
 JR西日本もその点は認識しているようで、社長も式典終了後に「それぞれの事情や考えがあり、そうした意向を踏まえて今後も精いっぱい対応していく」と話したそうです。
 今後は言葉だけではなく、実際の行動でそれを示し、「血の通った対応」をしていただきたいところです。(現時点では、「今回の慰霊祭は、"遺族が祈る場"ではなく、"JR西日本のアピールの場"に見えた」と感じた遺族も少なくないようなので…)

 ところで今回の慰霊祭では、事故列車の運転士も慰霊の対象となっています。
 これに関しては以下のように、見方が分かれているようです。

(1) 加害者である運転士と、被害者である乗客を、同列に慰霊の対象とするのはおかしいのではないか?
(2) 運転士も犠牲者の一人であり、同列に慰霊の対象とすることは問題ない(やむを得ない)のではないか?

 上記の(1)(2)はどちらも一理あり、私は、どちらか一方のみについて「賛成」「反対」ということはできません。(理由は以下の通りです)

(1)' 事故により人生を台無しにされた犠牲者・遺族・負傷者にとって、「"事故を起こした直接の原因者"である運転士は断じて許し難い存在である」という気持ちは、痛いほど理解できます。
(2)' その一方で、「この運転士が無謀運転を行うに至った経緯」に関する様々な報道・情報を見聞きする限り、この運転士に対しても一定の同情・哀悼の意を禁じ得ません。
posted by たーしー at 22:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。