2007年12月24日

パスネット発売中止

パスネットの発売終了及び自動改札機での使用終了について(東京都交通局の公式パージより)

 首都圏私鉄の共通乗車カード「パスネット」が、2008年1月10日限りで発売終了となり、3月14日限りで改札機での取扱を終了することとなりました。(券売機や精算機では引き続き使用可能)

 パスネットは2000年10月の発足以来、首都圏の私鉄の利便性を高めると同時に、私鉄各社の垣根を低める効果をももたらしてきました。
 ICタイプの共通乗車カード「パスモ」が2007年3月に発足し、「スイカ」と共に首都圏の殆どの鉄道において使用可能となってからは、パスネットからパスモ・スイカへの移行が順調に進んでいました。
 パスネットの発売中止(〜将来の廃止)は、やや急速すぎる感もありますが、ある意味で「発展的解消」ということなのでしょう。


 ところで、パスネット廃止〜パスモ・スイカへの完全移行に際して、パスモ協議会や加盟各社に対して私が希望することですが…
 磁気乗車券とパスモ・スイカの併用ができるよう、システムの改良が早急に必要であると思われます。
 現状では、改札機や精算機において、磁気乗車券とパスモ・スイカを併用することができません。
 このため現状では、磁気定期券での乗越精算は、パスネットにより行われているケースが多数あります。
 現状のままでパスネットを廃止した場合には、磁気定期券での乗越精算は現金により行わざるを得ず、大幅なサービスダウンとなります。
 磁気乗車券とパスモ・スイカの併用取扱を、改札機において可能にすることが最も理想的ですが、その前段階として、せめて精算機では早急に取扱可能として頂きたいところです。
 (2007年12月現在、パスモ協議会や加盟各社からは、上記の点に関して公式の見解表明が全くありませんが、私としては、今後の動きに注目していきたいと考えます)
ラベル:パスネット
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2007年09月01日

横浜市職員の学歴詐称

507人に停職1カ月、横浜市が学歴詐称で処分(日経8/31報道)

 横浜市では、「実際には高校よりも上級の学校を卒業していながら、"高卒である"と偽って採用されていた職員」507名に対し、停職1ヶ月の処分を課すことを発表しました。
 行政サービスに支障を来さぬよう、処分は9〜11月の間に分けて実施されます。
 また、処分を受ける職員に対しては、停職期間中はボランティア活動に参加することを促すとのことです。

 横浜市の「技能」職員(ゴミ収集、バス運転等、現業系の業務に従事する職員。以下「現業職員」とする)の採用試験は、「高等専門学校、短大、大学卒は受験できない」と規定されています。
 このようなルールがある以上、「高校よりも上級の学校を卒業した人が、その事実を伏せて採用試験を受けること」は、言うまでもなく不正行為です。
 従って、事実が発覚すれば、失職または免職になっても反論の余地はないでしょう。(恐らく、横浜市当局も当初は、「対象者全員を懲戒免職とする」方向で考えていたのでしょう)
 ただ、実際にそれをやってしまうとあまりにも影響が大きいので、今回は「期限日までに自己申告したものは停職1ヶ月、それ以外のものは懲戒免職」というところに落ち着いたのでしょう。

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 …と、ここまではごく当たり前のことを述べてきましたが、ここからは私なりに抱いている問題意識を述べていきます。

 現業職員の採用試験を「高等専門学校、短大、大学卒は受験できない」と制限することが、果たして合理的であると言えるのか、私は疑問に感じています。
 「高校よりも上級の学校を卒業していること」が、現業系の業務を行う上で障害になるとは、私は考えていません。

 私の職場では、現業職員の採用試験について、上記のような制限は設けられていません。従って、大卒の現業職員も相当数在籍しています。
 しかし、「大卒の現業職員の職務遂行能力が、高卒の現業職員よりも劣っている」という事例は、少なくとも私の知る限り存在しません。
 むしろ、「大卒の現業職員が、大学で学んだ専門知識を職務遂行に活用し、職場活性化にも大きく寄与している」という事例を、私は数多く見てきました。
 ちなみに私の職場では、「現業職種から事務・技術職種へのコース変更試験」というべき制度があり、毎年、相当数の合格者を出しています。(学歴を問わず)
 これらの合格者は、事務・技術職員になってからも、現業職員の時代に習得した「現場の勘」をフル活用し、「机上の空論に陥らない、バランス感覚のある業務遂行」により、大いに成果を出しています。

 以上のような事例を勘案すると、「現業職種=高卒」「事務・技術職種=大卒」という区分は、古い固定観念に過ぎないのではないか…という気がします。
 採用試験において、横浜市と同様のルールを設けている官公庁や企業に対しては、「そろそろ、ルールの変更(具体的には、私の職場並のレベルまで制限を緩和・撤廃すること)を検討しても良いのでは…」と、私は考えます。
ラベル:学歴
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2006年09月21日

酒は気違い水

 このところすっかりご無沙汰しておりました。気がついたら1ヶ月近くお留守してましたね…

朝日新聞記者が酒気帯び運転…甲府(読売新聞9/20報道)
本紙記者を懲戒解雇 酒気帯び運転で検挙(朝日新聞9/21報道)

<電車停止>JR東海社員 酔って京浜東北線止める(毎日新聞9/21報道)

 飲酒運転をはじめ、このところ飲酒にまつわる事件が相次いで報じられていますね。
 上記2件はいずれも、「何ともお粗末な…」と感じてしまった事例でした。

☆ 朝日新聞記者の件
 この記者は、自身が酒気帯び運転を行った翌日に、別の人の酒気帯び運転を報じる記事を書いていたとのことです。
 もしかして、その記事は↓のことなのでしょうか…(ただ、山梨版ではないところに格納されている記事なので、何とも言い難いところですが…)
身延町教育長を酒気帯び容疑で摘発 山梨

 他人の酒気帯び運転の記事を書いている時、この記者はどのような気持ちだったのでしょうかね…(苦笑)

☆ JR東海社員の件
 この社員は別に「JR東日本」を意識していたわけではないのでしょう。
 ただ、端から見るとどうしても「両社の関係が決して良好でない」という現状が頭に浮かんでしまい、「あぁ、両社の戦いもついにここまで来たか…」と思ってしまいます。(違)

 …と、つまらない冗談はさておき、安全・安定輸送を最重要視して日々仕事に取り組んでいるはずの鉄道関係者が、たとえ勤務時間外とはいえ、同業他社のそれを妨害するというのは言語道断だな…と思いました。
 同業他社に対して対抗意識を持って仕事に取り組むことは、職業人としてある意味当然のことです。しかし同時に、安全・品質確保等への取り組みに対しては、たとえライバルであっても敬意を抱くのが、職業人として当然のことだと思います。

 事件を起こした社員が普段どのような人なのか、私には分かりませんが、少なくともこの社員は今回、自らの職務に忠実な職業人全体の誇りを傷つけてしまったな…と思いました。


 …と、さんざん偉そうなことを書いてしまいましたが、もちろん私も「酒に飲まれない」ように注意しなければならないと思っています。
ラベル:飲酒 酒気帯び
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2006年07月17日

職場の机と仕事の進め方

新庁舎にノンテリトリアル・オフィス導入 千代田区(都政新報7/14報道)

 千代田区役所の新庁舎(2007年5月オープン予定)では、事務室の机を個人専用とせず、所属の職員で共用するとのことです。
 民間企業では、事務所職場にも共用机を導入した会社がいくつかあるようですが、官公庁の事務所職場では殆ど例がないのでは…と思われます。
 (私の記憶では、埼玉県庁で数年前にやっていたような気がしますが、現在はどうなったか把握していません)
 もっとも現場職場では、民間企業でも官公庁でも共用机が当たり前なのですがね…

 導入効果等について、↑のページにはコメントがありませんが、恐らく、記事では何かしら言及しているのでしょう。
 (私が想像するに、「資料が整理されやすくなる」「仕事を一人で抱え込まず、組織で共有する雰囲気が醸成できる」等の効果が期待できるものと思われます。理由は後述します)

 ここで、私自身の経験を…
 私はこれまでに、事務所と現場、両方の職場を経験しました。(事務所に8年間いた後、現場に2年間いて、現在は再び事務所にいます)
 事務所にいた頃は、個々の職員に机が割り当てられる状況を半ば当然視していたフシがあり、仕事で使う資料を平気で机上に積み重ねていました。
 もっとも当時も、現場職員の皆さんが共用机をきちんと片づけているのを見て、「おいらは机を散らかしてていいんだろうか…」と、半ば後ろめたいものを感じていたのですが…(汗)

 そんな私も2年前の4月に現場へ異動し、自分の机を持たない状況となりました。
 その時は初めての経験だったので、新鮮な気持ちを味わった半面、「これからは資料や私物をきちんと整理しないといけないな…」と思い、緊張したのを覚えています。
 その職場では、各職員に大きな引き出し1つと小さな引き出し2つが割り当てられ、机上作業は共用机で行うことになっていました。
 使った資料を共用机の上に放置しておけば他の職員に迷惑がかかるため、「仕事が済んだら資料はきちんと整理整頓する」「資料は他の職員にも分かりやすい(共有できる)状態にしておく」という意識が自然と身に付きました。

 そして今年4月、私は事務所へ異動し、再び自分の机を割り当てられました。
 今のところ、仕事が終わったらできるだけ、資料を定位置に戻すように心がけています。でも、日が経つにつれてそれが次第にルーズになっているような気がします。(蹴)
 この7月から新しい仕事(しかもかなりハードなもの)が増え、他の職員と協力しながら仕事を進めていく必要性が生じました。
 これを機会に、「資料は、他の職員にも分かりやすい状態に常に整理し、使用時以外は定位置に戻す」ことを心がけ、可能な限り実践していきたいと思います。
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2006年06月18日

クールビズ

 夏期のビジネス用軽装に「クールビス」の愛称が与えられてから、今年で2回目の夏が来ました。
 私の場合、昨年はスーツ等のビジネス服を着る機会が殆どなかったので、クールビズについて考える機会もありませんでした。
 ということで私は、今年の夏になって初めて、クールビズというものについて考えました。
 もちろん、政府が提唱する典型的な「クールビズ」のスタイルをそのまま取り入れるという選択肢もあり得たのでしょうが、それが私に似合うか否か、私には自信がありませんでした。
 そのため、自分に似合うクールビズとはどのようなものか、私なりに考えてみました。

 まず、クールビズの象徴として「ノーネクタイ」が挙げられるそうですが、現在の私はこれを受け入れることがどうしてもできません。
 (私の心の中に「ビジネス服にはネクタイが必需品」という観念があるのと、「自分がネクタイを外すと非常に間抜けな雰囲気になってしまうのでは…」という恐怖心があるためです)
 その一方で、「上着なし」「半袖Yシャツ」については全く抵抗がありません。

 以上のようなことを勘案した結果、今年の夏は「上着なし」「半袖Yシャツ」「ネクタイあり」で行くこととしました。
 ただ、Yシャツやネクタイの色遣いは多少派手にして、上着を着ないことによるアクセントの減少を補いました。
 自分で考えた服装が的確なものかどうか、私はまだ自信がありません。
 しばらく着続けてみて、もし違和感を感じてきたら、その時にまた新しい服装を考えてみようと思っています。

 クールビズについては小泉首相も、「"このような服装でなくてはいけない"ということではなく、各自の考え方に応じて服装を決めていけばよい」という主旨のことをたびたび言っています。
 私は小泉政権の支持者ではありませんが、この件に関しては小泉首相の意見に同意し、私なりに色々工夫していこうと思っています。
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2006年06月04日

ATS作動トラブル頻発

(今回の記事にはATSが絡みますが、技術よりも社会問題に軸足を置いているため、一連のATS記事の範ちゅうには加えません)

ATS緊急停止62件 JR広島管内(中国新聞5/12報道)

 カーブ等、速度を落とす必要のある箇所に、ATS(自動列車停止装置)の速度照査地上子の設置が進んでいますが、この地上子によりATSが作動して列車が緊急停止するというトラブルが、JR西日本の広島地区で頻発しているとのことです。
 現在のところ、ATSに異常があるわけではなく、正常に作動した結果生じたトラブルのようですが、ハード(設備)面・ソフト(社内体制)面の双方で問題を抱えているようです。

 記事によれば、以下のような状況のようです。

(1) 「ATSが作動しても安全面での問題はない」とJRは認識しており、ATSの設定値(=速度照査地上子の設置間隔?)を見直す考えはない。
→ 運転士には設定速度の周知を徹底するが、具体的な対策は表明せず、「慣れれば徐々に事故は減る」との認識。

(2) 運転士がブレーキをかけるタイミングには個人差があり、全ての列車が同じパターンで減速していくとは限らない。
→ その結果、制限速度内であっても速度超過とみなされ、ATSが作動することがある。


 以下は、上記(1)(2)に対する私の考え方です。

(1)' 「ATSが作動しても安全面での問題はない」との認識は適切でないでしょう。
 ATSが作動した場合には非常ブレーキがかかり、場合によっては乗客が転倒し、負傷する可能性もあります。
 ATSを作動させることは「事故発生を防ぐための最終手段」であり、簡単にATSを作動させるべきではありません。
 場所によっては、ATSの設定を変更する(=作動速度を多少引き上げる)ことを考えてもよいでしょう。(理由は(2)'で述べます)

 また、「慣れれば徐々に事故は減る」のように悠長に構えられる話ではないでしょう。
 設定速度を運転士に周知徹底することは勿論重要ですが、慣れるのを待つまでもなく、ATSが作動することの重大性をしっかりと認識させ、不用意な作動を防ぐための具体的な運転方法を周知するための教育が必要でしょう。

(2)' ATSの速度照査地上子は通常、速度設定に多少余裕を持たせて(=本来の制限速度よりも少し高めの速度でないとATSが作動しないように)設置してあるはずです。
 これは、運転士ごとの個人差などを考慮してのことと思われます。
 広島地区で今回、このようなトラブルが頻発したことを考えると、広島地区では上記の余裕があまり取られていないのでは?…とも考えられます。
 カーブやポイントの制限速度は通常、「乗り心地を損ねない限界」を考慮して設定されているとのことで、この制限速度を多少超過しても、直ちには安全性を損ねない区間が殆どのようです。
 以上のことを考慮すると、速度設定にある程度の余裕を持たせることを広島地区でも検討しても良いのでは?…と考えます。
 (勿論それであっても、運転士が本来の制限速度を遵守して運転すべきであるということは、いうまでもありませんが…)


 JR西日本ではこれまで(福知山線事故の時など)にも、トラブルの原因を現場職員へ求める(そして、幹部職員が責任回避を図る)ような姿勢がたびたび見受けられましたが、今回もそのような姿勢を感じてしまいました。
 JR西日本では福知山線事故を受けて、職場組織の建て直しに取り組む方針であると報じられていますが、「以前と変わらない面がまだまだ残っているな…」と感じられました。
 幹部職員のこのような姿勢は、現場職員の信頼を大きく損ね、職場組織の建て直しを行う上での大きな障害となる恐れが大いにあります。
 現場職員に厳しい取り組みを求める以上は、幹部職員もそれ以上に厳しい取り組みを自らに課さなければ、現場職員の信頼を得て、職場組織を建て直すことは難しいのではないか…と考えます。
posted by たーしー at 21:42| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月13日

公正中立報道 vs 利害・偏向

「報道の自由、報道しない自由」〜異なる意見の交換こそ民主主義の基本
 毎日新聞(5/10夕刊)に、↑のようなエッセイが出ていました。

 私は、「新聞業における特定の不公正な取引方法(新聞特殊指定)の見直し」(以下「指定見直し」)に必ずしも賛成するわけではなく、また、↑のエッセイを特別に支持するわけでもありませんが、私が最近気になっていたことをある程度代弁してくれているような気がしました。
 以下、私が気になっていたことを(とりとめもなくですが…)述べていきます。

 公正取引委員会が最近、指定見直しを検討していることに関して、新聞各紙は一斉に反発しています。
 私がここ数ヶ月、色々な新聞を読んだ限りでは、「指定見直しに反対する意見」を紹介した記事は数多く見かけましたが、「指定見直しに賛成する意見」を紹介した記事は見かけませんでした。
 唯一の例外として、公正取引委員会委員長の主張を紹介した記事がありましたが、これはあくまでも「当事者側の主張」であり、「第三者の主張・意見」ではありません。

 「指定見直しに賛成する意見」が新聞に紹介されていないからといって、国民みんなが指定見直しに反対であるとは考えにくいものです。
 上記のような状況を見て、新聞各社の作為(=「自分たちに都合の良い意見だけを報道し、世論を操作しよう」という意図)を感じ取った読者は決して少なくなかったことでしょう。

 「新聞社は民間企業なのだから、自分たちの利害に応じて報道方針・報道内容を決める権利がある」と言われれば、確かにその通りでしょう。
 しかし、普段は「公正中立・不偏不党の報道」「不正暴露による社会正義の実現」等をうたっている新聞各社が、いざ自分たちに火の粉が降りかかると、途端に偏向報道を行うという状況では、世間や読者の信頼を得ることは難しいでしょう。
 そのような状況では、「この記事もあの記事もきっと、新聞社の利害関係で色々と脚色・偏向があるんだろうな…」と世間や読者に勘ぐられ、結果的に、新聞各社の担っている社会的役割(「不正暴露による社会正義の実現」等)も十分に果たせなくなる恐れがあることでしょう。

 (余談ながら、「利害関係による偏向報道ぶり」を私が感じ取ったのは、JR福知山線事故に関する報道でした。
 この件では「JR西日本の保安設備の旧式ぶり」がやり玉に上げられましたが、JR西日本と大差ない状況にある某社の設備が、あたかも最新設備であるがごとく持ち上げられていました。
 この件に限らず、この某社に関しては、否定的な報道が普段から殆どなく、同社首脳を「改革の騎手」のように持ち上げる報道も目立ちます。)


 と、つまらない余談はさておき、毎日新聞が今回、「指定見直しに関する報道」に関し、第三者の意見を紹介したことに関しては、敬意を表したいと思います。(本来は勿論、新聞社として当然あるべき姿勢なのでしょうが…)
posted by たーしー at 21:16| 東京 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月26日

2.26事件70周年

 今日(2/26)は、「2.26事件」が起きてからちょうど70年になる日ですね。
 「2.26事件」については、詳しい解説のあるホームページが多くあり、また、私は歴史学に疎いので、ここでは詳しいことは述べませんが…(逃)
 ごくごく大まかに言えば、「陸軍の若手将校の一部がクーデターを企て、自らの支配下にある兵士たちを引き連れて、首都の主要施設を制圧したり要人を暗殺したりした」というようなものですよね?

 私が「2.26事件」という言葉を初めて聞いたのは確か、小学生の頃だったと記憶しています。
 当時は何のことか全く分からず、単に「"2.26事件"という名前を聞いた」というだけだったのですが…
 そして中学生になって、社会科の副読本(歴史資料集)や歴史漫画を見て、事件の内容について初めて知りました。
 ただその時も、事件の背景等について突っ込んで調べるまでには至らず、兵士に投降を促すビラの写真などを見て「大臣が殺されたのか…恐ろしいことがあったんだな…」と思った程度でした。

 「2.26事件」のことについて、私がもう少し詳しく調べる気になったのは、社会人になってからでした。
 きっかけは、兵士に投降を促すラジオ放送を聴いたり、将校への判決を報じる新聞記事を見たり、高橋是清邸(江戸東京たてもの園に移築)を見たりしたことでした。
 (上記はいずれも、別件について調べている過程で偶然にも発見したものでした)

 兵士に投降を促す放送の中で、「お前たち(兵士)は上官(将校)の命令に絶対服従して誠心誠意活動してきたのだろうが」「投降すれば今までの罪も許される」のようなくだりを発見して、先述のビラの意味も分かりました。
 当時の軍では、上官の命令には絶対服従であり、たとえ命令内容に問題があっても、下位の者は反対することができませんでした。
 事件の首謀者である将校たちを処罰するのは当然としても、その将校たちの命令に従っただけの兵士たちをも無条件に処罰するわけにはいかない…という判断が働き、兵士に投降を促すことになったのでしょう。
 もっとも、当該の兵士たちについては、日中戦争の時に過酷な部隊に配置され、多くの犠牲者を出したという話も聞きますが…

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 さて、現在の我が国の職場ではどうでしょうか…
 上司の命令内容に(法令・社会通念上の面において)問題がある場合、部下はその命令を拒絶できます(というより、拒絶する必要があります)。
 また、上司が最終的に命令を発するまでの過程において、部下は上司に対して意見を申し述べることができます。
 ただ、上記の原則はあくまでも建前論であり、実際には上記の原則が守られていない職場が多くあることでしょう。
 これまでに企業や官公庁等において発生した不祥事の多くは、上記の原則が守られていなかったことにより発生したものでしょう。

 普段は「問題のある命令は拒絶するぞ!」と思っていても、いざ自分が身近な上司から命令を受けると、途端にその気持ちがなえてしまうのが、多くの人々の偽らざる気持ちでしょう。
 「その命令を拒絶したら、後々になって様々な不利益を被るのではないか…」という恐怖心が重くのしかかってしまうためです。
 恐怖心に押されて「問題ある命令」を実行してしまったばかりに、自らも責任を問われる結果になってしまった人々はこれまでに数多くいます。
 そのような人々を見ると、「愚かなことをしたものだ…」という気持ちと「お気の毒な…」という気持ちの双方がわき起こります。(もちろん、前者と後者の比率は、各事案ごとに異なってきますが…)

 幸い、最近では「法令遵守」ということが叫ばれてきているので、問題ある命令に対しては「No」と言いやすい雰囲気になりつつあります。(もちろん、職場ごとに異なりますが…)
 「"問題ある命令を拒絶した"ことを理由に受ける不利益」よりも「拒絶したことにより受けずにすむ不利益(刑事罰・社会的制裁等)」の方が、長い目で見れば大きいのだ…ということを、個人も組織も今一度認識すべきだな…と思いました。

 そのような考え方が一般的になることが、「2.26事件」の兵士たちの供養にもなるかな…と思っています。
posted by たーしー at 17:59| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月09日

都営地下鉄駅員への覆面調査

 朝日新聞1/7報道によると、東京都交通局で現在、地下鉄駅員を対象とした風土改革研修が行われているとのことです。
 詳しいことは記事コピーをご覧頂くとして、概要を以下に掲げておきます。(あくまでも「記事曰く」です。その内容が正しいか否か、私は知りません)

(1) 駅員の接客態度について、民間研修会社の職員が覆面で(乗客を装って)調査を実施。
 →現在は一部の駅のみで実施。今後拡大予定。
(2) 覆面調査結果を、月1回ごとの現場リーダー研修で報告。(個々の一般職員に対する指導については言及なし)
(3) 調査(と研修?)実施について、当初は職員の反発(「なぜ笑顔応対が必要なのか?」という類)も強かった。
 →当初は(5段階評価で)「1」ばかりだった。
(4) 最近は調査(と研修?)の効果が出てきたのか、職員の態度に改善が見られている。(民間のサービスにはほど遠いが…)
(5) 東京メトロは業績が好調だが、都営地下鉄は赤字続き。

 以下、この件に関する私の意見です。

(1)' 駅員の接客態度の実態を把握するには、覆面調査が確かに一番効果的でしょう。
 ただ、覆面調査という方法は一歩間違えると、労使の信頼関係に悪影響を及ぼす危険性もはらんでいるので、調査やその後の研修に当たっては、相当の慎重さが必要であると思われます。
 「いつどこで我々(一般職員)の行動を監視されているか分からない」という状況は、「仕事に対する緊張感をもたらす」という効果がある一方で、「上層部は我々のことを信頼していない(人間として尊重していない)のでは?」という不信感を生むリスクも抱えています。
 調査結果の芳しくなかった職員に対して研修・指導を行う場合も、それが懲罰に終始し、十分な教育的効果をもたらすものでない場合は、上記の不信感は更に増幅されることでしょう。(JR西日本の例を持ち出すまでもなく)
 労使の信頼関係が良好でない職場では、積極的に業務改善を行う機運も生じにくく、長い目で見れば、組織にとって大きな損失となるおそれがあります。

(3)'(4)' これについては、都営地下鉄の実態を正しく述べていないな…という感想を持たざるを得ません。
 都営地下鉄には何年も前から、民鉄各社に劣らぬ接客態度で良質なサービスを提供している職員が相当数いたと、私は認識しています。
 (確かに、「態度がなっていないな…」と感じてしまう職員もいないわけではありませんでしたが、「5段階評価で1ばかり」というのは言い過ぎでしょう)
 職員の態度がより良くなってきているのは確かかもしれません。ただ、それは決して「調査・研修の成果」だけによるものではなく、多くの心ある職員の自主的な取り組みにも大きく依存しているものと、私は考えています。

(5)' 東京メトロと都営地下鉄では、経営環境が異なるので、業績について単純比較するのは無理があるでしょう。(簡単に言えば、東京メトロは乗客の多い地域の路線をつくり、都営地下鉄はそれ以外の路線をつくってきているので)
 ちなみに、運転・維持管理等の基準単価・基準コストについては、東京メトロよりも都営地下鉄の方が多少低いくらいです。
 (記事中に「メトロ=堅実、都営=放漫」との記述はありませんが、言外にそのような雰囲気が漂っているように感じられたので、あえてコストについても触れさせていただきました)
posted by たーしー at 21:50| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

天皇の誕生日記者会見

 (取り上げるのが少し遅くなりましたが…)
 天皇誕生日に例年行われている、天皇の記者会見が今年も行われました。
 この中で天皇は、戦争や歴史認識に関して、かなり踏み込んで述べました。

・「サイパン島における昭和19年7月の戦闘で、非常に多くの犠牲者が出た」ことを、具体的数値を交えて説明。
 また、犠牲者の中には米軍・サイパン島民・朝鮮半島出身者などが含まれていたことにも言及。

・「正しい歴史認識を持つよう努めることは、日本人自身にとっても、日本人が世界の人々と交わっていく上でも、極めて大切」
 「今後とも、過去の事実についての知識を正しく継承し、将来に生かすべし」との意見を表明。

 皇室は自らの意見を率直に述べることが難しい立場にあり、ここまで踏み込んだことを述べるのはかなり異例のことであり、天皇にとっても勇気の要ることだったでしょう。
 歴史認識は国家ごと、個人ごとの価値観にも大きく依存するものであり、具体的にどれが正しい(正しくない)のか、断言することはできません。
 ただ最近は、「一部の政治家が自身の歴史認識を(やや一方的に)表明し、それが周辺諸国との摩擦を生んでいる」という事態が頻発しており、天皇はそれに対して危機感を抱き、「正しい歴史認識を」との発言に至ったのでしょう。
 一方で、歴史上の事実は価値観に依存するものではなく、客観的なものですが、その割には事実究明が進んでいない事件も多くあります。(例えば南京大虐殺の犠牲者数は、日本政府と中国政府の主張が大きく異なるとのことです)
 そこで、「しっかりと事実を究明してみんなで共有し、将来に生かすべき」と天皇も考えたのでしょう。

(以下は私の勝手な独り言ですが…)
 私は、今回の天皇の意見に同意です。
 「現在の天皇・皇后は戦後民主主義・平和主義の考え方を比較的尊重しているな…」と、以前から感じてはいましたが、今回の会見を見て、改めてそう感じました。
 一方で、天皇・皇室を崇めている人々の中には、「戦後民主主義・平和主義はよろしくない(戦前の全体主義の方が望ましかった)」という意見の持ち主も多く見られます。(全てではありませんが…)
 「その人々の目には、戦後民主主義・平和主義を尊重する天皇・皇后はどう映るか」について、ちょっと興味があります。(その逆については、今回の会見で答えが見えてきましたが…)

 また今回の会見では、天皇がかなり踏み込んだ意見表明をすることにより、「(当たり障りないことしか言えないという)悪しき前例」の壁がまた少しずつ打ち破られてきたかもしれない…と感じています。
 (質問を半ば強引に打ち切るなど、宮内庁サイドによる妨害工作(ともとられかねない動き)はありましたが…)
 今後も、急激に壁を打ち破ることは難しいでしょうが、心ある皇室の皆さんの手で少しずつ打ち破っていって頂きたいと思います。
posted by たーしー at 22:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月15日

清子さん・慶樹さんの結婚

 紀宮と黒田慶樹さんの結婚式が今日行われました。
 紀宮はこれにより皇室を離脱して一般国民となり、今日から黒田清子さんと名乗ることとなりました。(我々国民からすれば「庶民の世界へようこそ」といったところでしょうか…(違))
 今までは「紀宮さまが○○された」などと報じられていたのが、これからは「黒田清子さんが○○した」と報じられるようになるわけですね。(私のように、皇室に対して敬語を一切使わない偏屈者もいるにはいますが…(苦笑))
 清子さんは今頃、「ちょっと寂しいな…」という気持ちと「これで気楽になれるぞ!」という気持ちが同居しているのでしょうが、恐らくは後者の気持ちの方が強いことでしょう。(特別扱いを受けることがあまり好きでないという話も多く聞かれるので…)

 皇室出身者といえば普通ならば、エリートの人と結婚するというイメージがありますが、慶樹さんは(少なくとも現時点では)エリートではないので、異例といえるでしょう。
 でもそのことは、「清子さんが、慶樹さんの"肩書き"ではなく"人間性"を重視して結婚を決断した」ということを示すものともいえるので、決して悪いことではないと、私は考えます。
 お二人の結婚が、皇室と国民の距離感を縮める一つのきっかけにもなってくれれば…とも、私は思っています。

 ところで清子さんは、30代半ばにして初めて庶民生活を始めるということで、当分の間は「初めて体験すること」のオンパレードになるのでしょうかね…
 料理の腕前はなかなかのものとの報道もありますが、これまでは宮内庁のスタッフが高級食材を用意してくれて、それを受け取って自分で料理していたそうです。
 これからは清子さんが自分で店に行って食材を買ってくることになりますが、恐らくこれはほとんど経験がないでしょう。
 また、ちまたにある庶民向けの安い食材も使ったことがないでしょうから、「包丁で切ってみたら中が腐っていた…。どうやって腐った部分を切り抜こうかな…」というのもほとんど経験がないでしょう。(苦笑)
 今後は、料理一つ取ってみても、色々と新発見・初体験ができそうですね。(何)
 冗談はさておき、清子さんにはこれから、新しい環境(庶民の生活)に対してあまり気構えずに、どんどん楽しんでいってもらえれば…と、私は思います。

 最後に、お二人の今後の末永き幸せを心より祈る次第です。
posted by たーしー at 22:25| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月30日

地名の中国語表記

 10/23の読売新聞によれば、韓国の首都「ソウル」の表記方法について、中国が漢字表記を変更したとのことです。
 これは韓国側の要請に基づくもので、これまで用いられてきた「漢城(ハンチョン)」から「首爾(ショウアル)」に変更されたとのことです。

 韓国や日本は漢字圏であり、ほとんどの地名は漢字表記できるため、中国でもそのまま同じ漢字で表記して差し支えありません。
 ところが「ソウル」は例外的に、漢字の当てはまらない地名のため、漢字のみを用いる中国では表記方法に工夫が要ります。
 これまで中国側で用いられていた「漢城」は、李氏朝鮮時代に中国側から半ば付与されたような地名であり、現代の韓国人にとっては抵抗のある地名・表記だったことでしょう。(日本が植民地支配していた時に一方的につけた「京城」よりは抵抗感が少ないでしょうが…)
 一方で、中国には「独自の漢字表記を持たない外国地名には基本的に現地音に近い発音の漢字を当てはめる」という慣例があります。
 ということで、今回の「首爾」もこの慣例に従った形となるでしょう。

 このニュースを聞いて、「日本のひらがな・カタカナ地名は、中国ではどのように表記されているのかな…」と、ふと気になってきました。
 「つくば」「さいたま」のように、元々は漢字で表記されていたものは、元の漢字で表記するのでしょうが、当てはまる漢字がない地名の場合は、一般の日本人が想像もつかないような漢字で表記されているのでしょうね…(苦笑)
posted by たーしー at 11:58| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月26日

JR福知山線事故慰霊祭

 JR福知山線脱線事故の犠牲者を追悼する慰霊祭が、事故からちょうど5ヶ月を迎えた昨日(9/25)に行われました。(JR西日本と、犠牲者が住んでいた地域の自治体での合同主催)
 慰霊祭には90組の遺族をはじめ、負傷者や犠牲者の友人など、合わせて2400人ほどが参列したとのことです。(逆に考えれば、17組の遺族は参列しなかったことになります)

 慰霊祭に参列しなかった遺族の殆どは、「JR西日本の今までの対応には到底納得できないので、現段階ではJR西日本主催の慰霊祭には参加したくない」という気持ちだったのでしょう。
 (参列した遺族も恐らく、納得ずくで参加したわけではなく、大多数は「納得はいかないが参列した」というのが実情では、と思われます。)
 JR西日本もその点は認識しているようで、社長も式典終了後に「それぞれの事情や考えがあり、そうした意向を踏まえて今後も精いっぱい対応していく」と話したそうです。
 今後は言葉だけではなく、実際の行動でそれを示し、「血の通った対応」をしていただきたいところです。(現時点では、「今回の慰霊祭は、"遺族が祈る場"ではなく、"JR西日本のアピールの場"に見えた」と感じた遺族も少なくないようなので…)

 ところで今回の慰霊祭では、事故列車の運転士も慰霊の対象となっています。
 これに関しては以下のように、見方が分かれているようです。

(1) 加害者である運転士と、被害者である乗客を、同列に慰霊の対象とするのはおかしいのではないか?
(2) 運転士も犠牲者の一人であり、同列に慰霊の対象とすることは問題ない(やむを得ない)のではないか?

 上記の(1)(2)はどちらも一理あり、私は、どちらか一方のみについて「賛成」「反対」ということはできません。(理由は以下の通りです)

(1)' 事故により人生を台無しにされた犠牲者・遺族・負傷者にとって、「"事故を起こした直接の原因者"である運転士は断じて許し難い存在である」という気持ちは、痛いほど理解できます。
(2)' その一方で、「この運転士が無謀運転を行うに至った経緯」に関する様々な報道・情報を見聞きする限り、この運転士に対しても一定の同情・哀悼の意を禁じ得ません。
posted by たーしー at 22:08| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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